問題
災害や事故の発生後の対応を順に,BCP発動,業務再開,業務回復,全面復旧の四つのフェーズに分けたとき,業務再開フェーズで実施するものはどれか。
- 代替設備や代替手段から本番環境への切替手順を慎重に確認した上で,平常運用への移行を実施するとともに,BCPの見直しなど総括を実施する。
- 発生事象の確認,対策本部の速やかな立上げ,確実な情報収集,BCP基本方針の決定を実施する。
- 最も緊急度が高い業務や機能が再開された後に,代替設備や代替手段の運営を継続しながら,さらに業務範囲の拡大を実施する。
- 最も緊急度の高い業務を対象に,代替設備や代替手段に切り替え,復旧作業の推進,要員などの経営資源のシフトを実施する。
答え
最も緊急度の高い業務を対象に,代替設備や代替手段に切り替え,復旧作業の推進,要員などの経営資源のシフトを実施する。
解説
事業継続計画
事業継続計画(じぎょうけいぞくけいかく、英語: Business continuity planning, BCP)とは、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画[1][2][3]。事業継続と復旧計画(Business Continuity & Resiliency Planning, BCRP)とも呼ばれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BCPは4つのフェーズに分かれます。
BCP発動フェーズ
「発生事象の確認,対策本部の速やかな立上げ,確実な情報収集,BCP基本方針の決定を実施する。
業務再開フェーズ
最も緊急度の高い業務を対象に,代替設備や代替手段に切り替え,復旧作業の推進,要員などの経営資源のシフトを実施する。
業務回復フェーズ
最も緊急度が高い業務や機能が再開された後に,代替設備や代替手段の運営を継続しながら,さらに業務範囲の拡大を実施する。
全面復旧フェーズ
代替設備や代替手段から本番環境への切替手順を慎重に確認した上で,平常運用への移行を実施するとともに,BCPの見直しなど総括を実施する。