メモリの種類

問題

応用情報技術者 平成25年秋期 午前問22

SRAMと比較した場合のDRAMの特徴はどれか。

  • 主にキャッシュメモリとして使用される。
  • データを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。
  • メモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。
  • メモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。

答え

メモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。

解説

Dynamic Random Access Memory

コンデンサに電荷を蓄えた状態か否かによって1ビットを表現する、主記憶として良く使われるメモリー。速度はSRAMに劣るが、SRAMと比較すると構造が単純でビットあたりの面積が小さいのでビットあたりの単価はSRAMより安い。


Dynamic Random Access Memory(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、DRAM、ディーラム)は、コンピュータなどに使用される半導体メモリによるRAMの1種で、コンピュータの主記憶装置やディジタル・テレビやディジタル・カメラなど多くの情報機器の、内部での大規模な作業用記憶として用いられている。(通常のSRAMと同様に)揮発性(電源供給がなくなると記憶情報も失われる)であるばかりでなく、ICチップ中の素子に小さなキャパシタが付随すること(寄生容量)を利用した記憶素子であるため、常にリフレッシュ(記憶保持動作)を必要とするダイナミックメモリであることからその名がある。SRAMに比べ、リフレッシュのために常に電力を消費することが欠点だが、今のところ大容量を安価に提供できるという利点から、DRAMが使われ続けている。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Static Random Access Memory

フリップフロップという順序回路を使って1ビットを表現する、キャッシュメモリとして良く使われるメモリー。


Static RAMSRAM(スタティックラム・エスラム)は、半導体メモリの一種である。ダイナミックRAM (DRAM) とは異なり、定期的なリフレッシュ(回復動作)が不要であり、内部構造的にフリップフロップ等の順序回路という「スタティック(静的)な回路方式により情報を記憶するもの」であることからその名がある。「データ残留現象」といった性質[1]が無いわけでもないが、基本的に電力の供給がなくなると記憶内容が失われる揮発性メモリ(volatile memory)である。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』