問題
応用情報技術者平成25年春期 午前問24
図に示す構造の論理回路は,どの回路か。
- 減算
- 乗算
- 全加算
- 半加算
答え
半加算
解説
真理値表を作ります。
入力1 | 入力2 | 出力1 | 出力2 |
0 | 0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 | 0 |
1 | 0 | 1 | 0 |
1 | 1 | 0 | 1 |
真理値表から、出力1は加算、出力2は桁上がりを示す回路であることが分かります。
このような回路を半加算器と呼びます。
全加算器は、半加算器を組み合わせることで構成される、下位の桁からの桁上がり出力を受けて加算を行う回路になります。
加算器
加算器(かさんき、Adder)とは、加算を行う演算装置である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
半加算器
半加算器(はんかさんき、Half adder)は、2進数の同じ桁どうしの演算をして(通常は最下位の桁)、桁上がりは桁上げ出力(Carry out)によって出力する 。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
論理回路記号を使って半加算器を表現すると、下記のようになります。
下は、Wikipedia英語版にある、半加算器のアニメーションです。
全加算器
全加算器(ぜんかさんき、Full adder)は、2進数の最下位以外の同じ桁どうしの演算をして、下位からの桁上げ入力を含めて出力する。下位の桁上げ出力を上位の桁上げ入力に接続することにより、任意の桁数の2進数の加算が可能となる。1個の全加算器は、2個の半加算器と1個のORから構成される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全加算器は、下記のように表現することができます。