問題
応用情報技術者 平成26年春期 午前問8
100MIPSのCPUで動作するシステムにおいて,タイマ割込みが1ミリ秒ごとに発生し,タイマ割込み処理として1万命令が実行される。この割込み処理以外のシステムの処理性能は,何MIPS相当になるか。ここで,CPU稼働率は100%,割込み処理の呼出し及び復帰に伴うオーバヘッドは無視できるものとする。
- 10
- 90
- 99
- 99.9
答え
90
解説
MIPS
MIPS(million instructions per second)は、1秒間の命令実行回数を百万単位で表すCPU性能の指標で、100MIPsであれば、1秒間に100×100万回の命令が実行可能です。
MIPS(ミプス)は、100万命令毎秒 (million instructions per second) の略で、コンピュータの性能指標の1つ。1秒間に何百万個の命令が実行できるかを表す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
計算
タイマ割込み処理は、1ミリ秒 = 1/1000秒ごとに、1万命令が実行される。
タイマ割込み処理は、1秒間ごとに、1000×1万命令が実行される。
タイマ割込み処理は、10×100万命令、つまり10MIPSに相当する。
よって、タイマ割込み処理以外の処理性能は、100-10 = 90MIPSとなる。