問題
整形式(well-formed)のXML文書が妥当(valid)なXML文書である条件はどれか。
- DTDに適合している。
- XML宣言が完全に記述されている。
- XMLデータを記述するための文法に従っている。
- エンティティ参照ができる。
答え
DTDに適合している。
解説
XMLは、データの構造と、その構造を表現するための書き方から成り立っています。
開始タグや終了タグの対応関係や入れ子構造といったXML文書の書き方のルールを守って書かれた文書を、well-formed のXML文書と呼びます。
XML文書の構造を定義するためにはスキーマ言語が使われ、スキーマ言語に中で、DTDというスキーマ言語に従って記述された文書は、妥当 valid なXML文書と呼ばれます。
スキーマ言語
xml の構造を定義する言語をスキーマ言語と呼びます。
スキーマ言語(スキーマげんご)とはXMLやSGML等で文書を作成する際、その文書構造を定義する言語を言う。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
DTD
Document Type Definition(文書型定義、DTD)とは、マークアップ言語 SGMLおよびXMLにおいて、文書構造(文書型)を定義するためのスキーマ言語の一つである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「XML宣言が完全に記述されている」は、 well-formed のXML文書において省略できる場合があります。
「XMLデータを記述するための文法に従っている」は、 well-formed のXML文書のことです。
「エンティティ参照ができる」は、 エンティティ参照ができない場合は、そもそもXML文書ではありません。
XMLの実態参照
実体参照 (entity reference) は、実体を表現するプレースホルダである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
XMLにおける実体 (entity) とは、SGMLにおける実体と同じように、名前の付けられたデータの本体である。