問題
パレート図の用途として,適切なものはどれか。
- 工程の状態や品質を時系列に表した図であり,工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために用いる。
- 項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。
- 二つの特性を横軸と縦軸にとり測定値を打点した図であり,それらの相関を判断するために用いる。
- 矢印付き大枝の先端に特性を,中枝,小枝に要因を表した図であり,どれがどれに影響しているかを分析するために用いる。
答え
項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。
解説
パレート図
パレート図(パレートず)とは、値が降順にプロットされた棒グラフとその累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフである。ヴィルフレド・パレートに因んで名付けられた。ジョセフ・M・ジュランと石川馨(武蔵工業大学(現東京都市大学)元学長)によって品質保証の分野で広められた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「項目別に層別して出現度数の大きさの順に並べるとともに累積和を示した図であり,主要な原因を識別するために用いる。」
管理図
管理図(かんりず、英: control chart[1])とは、 生産管理において、品質や製造工程が安定な状況で管理されている状態にあるかどうかを判定するために使用するグラフ。時間ごとの状態をグラフ上に配置し、従来までの傾向と異なるデータや管理限界線を逸脱したデータの有無から異常の発生を判定する。管理図は、シューハート管理図 (JIS Z 9020-2[2]) や累積和管理図などに分類される。
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「工程の状態や品質を時系列に表した図であり,工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために用いる。」
散布図
散布図(さんぷず、英: scatter plot)は、縦軸、横軸に2項目の量や大きさ等を対応させ、データを点でプロットしたものである[1]。分布図ともいう。各データは2項目の量や大きさ等を持ったものである。日本工業規格では、「二つの特性を横軸と縦軸とし,観測値を打点して作るグラフ表示」と定義している[2]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
散布図には、2項目の分布、相関関係を把握できる特長がある。データ群が右上がりに分布する傾向であれば正の相関があり、右下がりに分布する傾向であれば負の相関がある。
「二つの特性を横軸と縦軸にとり測定値を打点した図であり,それらの相関を判断するために用いる。」
特性要因図
特性要因図(とくせいよういんず)は、1956年に石川馨[1]が考案した、特性と要因の関係を系統的に線で結んで(樹状に)表した図をいう。魚の骨図(フィッシュボーン・チャート、fishbone diagram)、Ishikawa diagramとも呼ばれる[2]。
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「矢印付き大枝の先端に特性を,中枝,小枝に要因を表した図であり,どれがどれに影響しているかを分析するために用いる。」