スループット

問題

応用情報技術者平成24年春期 午前問18

スループットの説明として,適切なものはどれか。

  • ジョブがシステムに投入されてからその結果が完全に得られるまでの経過時間のことであり,入出力の速度やオーバヘッド時間などに影響される。
  • ジョブの稼働率のことであり,”ジョブの稼働時間÷運用時間”で求められる。
  • ジョブの実行可能数のことであり,使用されるシステムの資源によって上限が決まる。
  • 単位時間当たりのジョブの処理件数のことであり,スプーリングはスループットの向上に役立つ。

答え

単位時間当たりのジョブの処理件数のことであり、スプーリングはスループットの向上に役立つ。

解説

スループット

スループットとは、コンピュータの単位時間当たりの処理件数のことです。


スループット: Throughput)は、一般に単位時間当たりの処理能力のこと。特に
コンピュータネットワークが一定時間内に処理できるデータ量のこと。レイテンシとならんで、パフォーマンスの評価基準となる。
コンピュータ・ネットワークを構成する機器によって、送信フレームが損失しない最大レート。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スプーリング

プリンタのような処理速度の遅い装置の動作が追い付くまでの間、バッファに出力データを置いておくこと(スプーリング)で、CPUはその処理を待ち続ける必要がなくなり、他の作業に取り組むことができるので、システム全体のスループットが高まります。


スプーリング: spooling、スプール)とは稼動中の複数の周辺装置を同時並行に動作させること。 転じて、(プリンタやメールサーバなどへの)出力データをバッファやストレージなどに一時的に保存しておくこと。 頭字語 (Simultaneous Peripheral Operations On-Line) に由来する[1]


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』