PCM

問題

応用情報技術者平成22年春期 午前問27

音声などのアナログデータをディジタル化するために用いられるPCMで,音の信号を一定の周期でアナログ値のまま切り出す処理はどれか。

  • 暗号化
  • 標本化
  • 符号化
  • 量子化

答え

標本化

解説

PCM

パルス符号変調(パルスふごうへんちょう、PCM英語: pulse code modulation)とは音声などのアナログ信号を、アナログ-デジタル変換回路により、デジタル信号に変換(デジタイズ)する変調方式の一つである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アナログデータをデジタル化するPCMでは、標本化(サンプリング)→量子化という順番で行われます。

デジタル化されたデータは必要に応じて符号化(エンコード)されます。

標本化

標本化(ひょうほんか)または英語サンプリング(sampling)とは、連続信号を一定の間隔をおいて測定することにより、離散信号として収集することである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

標本化によってアナログデータを一定の周期で切り出します。

量子化

情報理論信号処理において、標本化で得られた離散時間信号のようなアナログデータ(連続量)をデジタルデータなどの離散的な値で近似的に表すこと。値をあらわすのに用いるビット数を量子化ビット数と言い、一般に、これを増やして、離散値としてとりうる値の範囲を広げると、量子化誤差が減り、量子化の精度が上がる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

標本化で切り出されたデータは、アナログデータそのままの値なので小数点以下の値が存在しますが、整数値で近似し、デジタル化します。

エンコード

エンコード: encode)、符号化(ふごうか)とは、アナログ信号やデジタルデータに特定の方法で、後に元の(あるいは類似の)信号またはデータに戻せるような変換を加えることである。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

音声データは必要に応じてエンコードされます。