問題
応用情報技術者平成27年春期 午前問33
CSMA/CD方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 衝突発生時の再送動作によって,衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
- 送信要求の発生したステーションは,共通伝送路の搬送波を検出してからデータを送信するので,データ送出後の衝突は発生しない。
- ハブによって複数のステーションが分岐接続されている構成では,衝突の検出ができないので,この方式は使用できない。
- フレームとしては任意長のビットが直列に送出されるので,フレーム長がオクテットの整数倍である必要はない。
答え
衝突発生時の再送動作によって、衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
解説
CSMA/CD
イーサネットが採用している通信手順。
1.Carrier Sense:通信を開始する前に、一度受信を試みることで通信をしているホストが他にあるか確認。
2.Multiple Access:複数のクライアントは同じ回線を共用し、他者が通信をしていなければ自分の通信を開始する。
3.Collision Detection:複数の通信が同時に行われた場合はそれを検知し、ランダムな時間待ってから再び送信手順を行う。
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection 、搬送波感知多重アクセス/衝突検出[1])は通信手順をそのまま名前にしたもの。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オクテット
情報の単位。1オクテット = 1バイト = 8ビット。
イーサネットフレーム
イーサネットフレームは、必ずオクテットの整数倍になります。
コンピュータネットワークにおいて、イーサネットフレーム(英語: Ethernet frame)とは、イーサネットにおけるフレームであり、データリンク層のプロトコルデータユニットである。イーサネットフレームは、基礎となるイーサネット物理層(英語版)の転送機構を使用して転送される。つまり、イーサネットリンク上のパケットは、ペイロードとしてイーサネットフレームを転送する[1]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』