まずは、WordPressのローカル開発環境を作るため、VCCWを導入します。以下のサイトを主に参考にしました。
https://tonari-it.com/wordmove/
VirtualBox
VirtualBoxとは、オラクルの開発するx86仮想化ソフトウェア・パッケージ。一言でいえば、windows上で他のOSを動かすためのソフト。
以下サイトよりダウンロード、インストールします。
Vagrant
Vagrantとは、仮想環境の構築や設定を簡単に行うためのソフトウェア。上でインストールしたVirtualBoxを使いやすくするめにインストールします。
以下サイトよりダウンロード、インストールします。
コマンドは下記ページで確認できます。
https://www.vagrantup.com/docs/
よく使うコマンドは以下。
vagrant up
OSを起動するコマンド。実際のPCであれば電源ボタンを押してPCを起動するイメージ。
vagrant halt
VB上で起動しているOSを停止するコマンド。実際のPCであればシャットダウンするイメージ。
vagrant status
起動している仮想環境の状態を確認するコマンド。
vagrant ssh
仮想環境に接続するためのコマンド。
vagrant-hostsupdater
vagrant-hostsupdater をインストールします。Vagaratを起動したときに、ホストファイルの設定を自動的に行ってくれるvagrantのプラグインです。
Windows 10のホストファイルは
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
にありますが、これに設定を書き込むことで、仮想マシンにアクセスするときにホスト名から接続できるようになります。手動で書き換えを行うこともできますが、 vagrant-hostsupdaterを使うことで簡単に実行できます。
windows 10 では、ホストファイルにアクセスするために管理者権限が必要なので、コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、以下のコマンドを実行します。
vagrant plugin install vagrant-hostsupdater
VCCW
VCCWを導入します。VCCWとは、V…Vagrant C…Chef C…CentOS W…Wordpressの略で、今まで導入してきたVagarnt上で、ワードプレスを簡単に使うためのものになります。
以下のサイトからgit cloneするか、zipでダウンロードします。
https://github.com/vccw-team/vccw
今回は、
C:\vagrant\test-wordpress
をテスト環境とするので、こちらにダウンロードしたzipを解凍してコピペします。
C:\vagrant\test-wordpress\provision
というフォルダにある default.yml というファイルを、
C:\vagrant\test-wordpress
にコピペし、site.ymlとリネームします。このファイルをテキストエディタで開いて、hostnameとlangを変更し、保存します。
# Network Settings
#
hostname: test-wordpress.com #任意のものを入力。今回はtest-wordpress.com
ip: 192.168.33.10 #2つ目以降の環境を用意する際は変更
#
# WordPress Settings
#
version: latest
lang: ja #日本語環境にする場合には、en_USからjaに変更
title: Welcome to the VCCW
multisite: false
rewrite_structure: /archives/%post_id%
コマンドプロンプトを管理者権限で開いて、下記コマンドを実行します。
cd C:\vagrant\test-wordpress
vagrant up
少し時間がかかりますが、コマンドの実行が終わったら、ブラウザから設定したホスト名にアクセスします。WordPressのHello World画面が開きます。もし開かない場合は、コマンドプロンプト上で何らかのエラーを吐いていると思うので、エラーをググります。
WinSCP
ローカル開発環境のファイルを更新しやすくするため、FTPクライアントを導入します。なんでも良いのですが、今回はWinSCPを使います。以下からダウンロード、インストールします。
https://winscp.net/eng/index.php
仮想サーバーが立ち上がっている状況で、FTP接続をします。ユーザー名、パスワードはvagrant、ポートは22で接続できると思います。