問題
ソフトウェアの分析・設計技法のうち,データ中心分析・設計技法の特徴はどれか。
- 機能の詳細化の過程で,モジュールの独立性が高くなるようにプログラムを分割していく。
- システムの開発後の仕様変更は,データ構造や手続を局所的に変更したり追加したりすることによって,比較的容易に実現できる。
- 対象業務領域のモデル化に当たって,情報資源のデータ構造に着目する。
- プログラムが最も効率よくアクセスできるようにデータ構造を設計する。
答え
対象業務領域のモデル化にあたって、情報資源のデータ構造に着目する。
解説
データ中心アプローチ(DOA)は日本で生まれたソフトウェア工学上の業務分析・業務設計手法の総称です。米国では情報工学 (IE)または データ中心工学(DCE:Data-centric engineering)と呼びます。
この用語は、堀内一氏の「データ中心システム設計(1988年刊)」が初めだといわれています。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
下の記事が秀逸です。
「構造化プログラミング -POA (Process Oriented Approach ) -DFD (Data Flow DIagram )」 、「 DOA (Data Oriented Approach) – ER図 (Entity-Relationship Diagram )」 、 「オブジェクト指向プログラミング – OOA ( Object Oriented Approach ) – UML ( Unified Modeling Language ) 」とそれぞれセットで考えることで、それぞれの時代の人たちが感じた問題点とその概念によってどのように解決しようとしたのかを、何となく理解することができました。