使用性の評価

問題

使用性(ユーザビリティ)の規格(JIS Z 8521:1999)では,使用性を“ある製品が,指定された利用者によって,指定された利用の状況下で,指定された目的を達成するために用いられる際の,有効さ,効率及び利用者の満足度の度合い”と定義している。この定義中の“利用者の満足度”を評価するときに用いる方法はどれか。

  • インタビュー法
  • ヒューリスティック評価
  • ユーザビリティテスト
  • ログデータ分析法

答え

インタビュー法

解説

利用者の満足度を確かめるためには、満足度は主観的なものであるため、利用者に聞いて確認するしかありません。

よってインタビュー法が答えになります。

ヒューリスティック評価

「ヒューリスティック評価」は、その道のプロに、「あなたの経験によるとどうですか?」と評価してもらう方法です。

利用者に聞くわけではないので、利用者の満足度はわかりません。

ユーザビリティテスト

ユーザビリティテストもしくはユーザテストとは、ユーザー中心設計インタラクションデザインにおいて、ある製品を評価するために実際にユーザーにその製品を試してもらう手法のことである。

物体や文書等の対象に対して、ただ意見を集めることは市場調査や定性調査にあたり、ユーザビリティテストではない。通常、ユーザビリティテストは統制された条件の下で組織的観察を行い、ユーザーがその商品をどれくらい上手く使用するか検証する[2]

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

利用者が使う様子を観察して得られる情報によりユーザビリティを評価します。利用者の満足度というような、主観的、定性的なものを推し量ることはできません。

ログデータ分析法

利用者の使用によって得られたログデータを分析します。

ユーザビリティテストと同様に、利用者の満足度というような、主観的、定性的なものを推し量ることはできません。