ユーザビリティ

問題

ユーザビリティの説明として,最も適切なものはどれか。

  • 障害,年齢,性別,国籍などにかかわらず,誰もが使える設計をいう。
  • 障害者や高齢者がサービスを支障なく操作又は利用できる機能をいう。
  • 障害者や高齢者に負担を与えない設計をいう。
  • どれだけ利用者がストレスを感じずに,目標とする要求が達成できるかをいう。

答え

どれだけ利用者がストレスを感じずに、目標とする要求が達成できるかをいう。

解説

ユーザビリティとアクセシビリティと混同しがちです。

ユーザビリティ

ユーザビリティ英語: usability)あるいは日本語使用性(しようせい)とは、使いやすさとか使い勝手といった意味合いで使われることが多い。しかし、その語義は多様であり、関連学会においても合意された定義はまだ確立されていない。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ユーザビリティは明確に定義の定まっていない言葉ですが、試験においては、ISO及びJISで定められた 「ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目標を達成するために用いられる際の有効さ、効率及び満足度の度合い」 が定義になります。

アクセシビリティ

アクセシビリティ: accessibility)とは、近づきやすさやアクセスのしやすさのことであり、利用しやすさ、交通の便などの意味を含む。国立国語研究所外来語」委員会は日本語への言い換えとして「利用しやすさ」を提案している[1][注釈 1]。現代では、広い種類の利用者が製品や建物、サービスなどを支障なく利用できる度合いを指していることが多い。英語本来のアクセシビリティは、ノーマライゼーションの推進の理念から社会のすべてに適用される意味合いがある。日本でのバリアフリーがこれにあたる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

何事もアクセスする前には使うことはできないので、「アクセスできるかどうか?」と「アクセスできた上で、それを use できるのか、つまり使えるかどうか」という、2段階の構成になります。

よって、ユーザビリティが問題になる時点で、既に障害や年齢に起因するアクセスに関する問題はクリアされていると考えられるので、残る「 どれだけ利用者がストレスを感じずに,目標とする要求が達成できるか 」が答えになります。