問題
次のテストで用いるテストケース設計法はどれか。
読み込んだデータが正しくないときにエラーメッセージを出力するかどうかをテストしたい。プログラム仕様書を基に、正しくないデータのクラスを識別し、その中から任意の一つのデータを代表として選びテストケースとする。
- 原因結果グラフ
- 限界値分析
- 同値分割
- 分岐網羅
答え
同値分割
解説
ブラックボックステスト
テストを行う手法において、プログラムの内部ではなく入出力に着目し、様々な入力に対して想定通りの出力を得られるかどうかを確認するテストを、ブラックボックステストと呼びます。
ブラックボックステスト (black box test) は、プログラムの入出力だけに注目し仕様通りにプログラムが動作するか(もしくは仕様通りに動作しないか)をテストする。プログラムの入力が単一の値である場合は同値分割や限界値分析を、プログラムの入力が複数あり相互に影響を与えるような場合はディシジョンテーブルや原因結果グラフなどを用いて入力を決定する。大域変数の読み書き、通信、割り込みなどが処理中にある場合には、それらも入出力の一つとして扱う。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
同値分割・限界値分析
同値分割
入力を「同値クラス」に分類し、同じ同値クラスに属する値の中から任意のデータを代表として選びテストを行う方法。
限界値分析(境界値分析)
ギリギリ正常な値とギリギリ異常な値を入力値として用いて、正常に出力されるか確認するテスト。
原因結果グラフ
ブラックボックステストの方法の一つです。
原因結果グラフ技法とは、入力やイベント(=原因)の組合せと、出力(=結果)との関係をブールグラフ化し、そこからデシジョンテーブルを作成するテスト設計技法である。複雑な論理関係を網羅的にテストするための道具であると同時に、仕様の漏れや矛盾を見つけたり、設計を単純化するためにも利用される。
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