問題
応用情報技術者平成24年秋期 午前問8
ページング方式の仮想記憶において,ページ置換えの発生頻度が高くなり,システムの処理能力が急激に低下することがある。このような現象をなんと呼ぶか。
- スラッシング
- スワップアウト
- フラグメンテーション
- ページフォールト
答え
スラッシング
解説
スラッシング
ページング方式の仮想記憶において、ページ置き換えの発生が極端に増えたため、OSがページングに処理能力を費やしてしまい、他のアプリケーションの動作を妨げてしまっている状態。
スラッシング (英: Thrashing) とは、仮想記憶環境下において、物理メモリが不足気味で、かつ動作しているプロセスのアクセスパターンのために、ページアウトしたデータをすぐにページインするというようなことを頻繁に繰返す必要が発生していて、仮想記憶を管理しているシステム(一般にはオペレーティングシステム)のそのような動作の結果、システムの動作が極端に遅くなっている、というような状態のことである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スワップアウト
仮想記憶方式において、主記憶上のデータを補助記憶装置に書き出すこと。逆はスワップイン。
スワップアウトとは、メモリ上のデータを一時的にハードディスクへ退避させることである。
スワップアウトは、ハードディスクをメモリの一部として用い、実メモリ容量を超える領域を扱えるようにする仮想メモリ技術で用いられる。
IT用語辞典バイナリ
フラグメンテーション
データが主記憶上、補助記憶装置上で細かく分割されてしまい、連続した未使用の領域が確保できなくなること。
フラグメンテーション(fragmentation)、断片化(だんぺんか)とは、コンピュータ上のメモリの管理上の一単位が、そのままでは有効利用できない状態になることを言う。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ページフォルト
ページフォールト (page fault) とは、プログラムが物理メモリがマップされていない仮想アドレス空間上のページにアクセスしたときにハードウェアが発生する割り込み(または例外)である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』