PLC (Programmable Logic Controller)

問題

産業機器の機械制御装置として使われるPLC (Programmable Logic Controller) の記述として,適切なものはどれか。

  • 自動制御であり,偏差の比例,積分及び微分の3要素で制御する。
  • 主としてラダー図を使ったシーケンスプログラムによって制御する。
  • 電圧及び電流のアナログ信号をディジタル信号に変換する。
  • リレーシーケンス回路のハードウェアによって制御する。

答え

主としてラダー図を使ったシーケンスプログラムによって制御する。

解説

プログラマブルロジックコントローラ

プログラマブルロジックコントローラ: programmable logic controller、PLC)は、リレー回路の代替装置として開発された制御装置である。プログラマブルコントローラとも呼ばれ、一般的にシーケンサ三菱電機の商品名であるが登録商標ではない)とも呼ばれる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

PLCは、エレベータや自動ドアなどの制御に使われています。

PLCは小型のコンピュータの一種で、中枢には他のコンピュータと同じようにマイクロプロセッサが使われ、ソフトウェアで動作する点も同じであるが、PLCの動作の仕方は他のコンピュータとは異なる。通常のコンピュータがチューリングマシンを原型とするノイマン型の動作モデルを採用しているのに対して、PLCはリレー回路を原型とするステートマシンを動作モデルとしている。したがってPLCのプログラムは、リレー回路を記号化したプログラミング言語が使われる。そのプログラムはリレー回路を模した図に変換することが可能である。その図をラダー図と言う。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ラダー図は、機械制御のために使われていたリレー回路を図式化したもので、プログラミング言語のひとつですが、面白い形をしています。

ラダー図

ラダー・ロジックまたはラダー言語(ラダーげんご)は論理回路を記述するための手法で、現在多くのプログラマブルロジックコントローラ(PLC)で採用されているプログラム言語である。ラダー図という場合もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

例えば、下のラダー図は、

  1. ----[ ]---------|--[ ]--|------( )--
          X          |   Y   |       S
                     |       |
                     |--[ ]--|
                         Z

以下の意味になるそうです。

S = X AND ( Y OR Z )