CGに関する用語の説明 (2)

問題

コンピュータグラフィックスに関する記述のうち,適切なものはどれか。

  • テクスチャマッピングは,すべてのピクセルについて,視線とすべての物体との交点を計算し,その中から視点に近い交点を選択することによって,陰面消去を行う。
  • メタボールは,反射・通過方向への視線追跡を行わず,与えられた空間中のデータから輝度を計算する。
  • ラジオシティ法は,拡散反射面間の相互反射による効果を考慮して拡散反射面の輝度を決める。
  • レイトレーシング法は,形状が定義された物体の表面に,別に定義された模様を張り付けて画像を作成する。

答え

ラジオシティ法は,拡散反射面間の相互反射による効果を考慮して拡散反射面の輝度を決める。

解説

テクスチャマッピング

形状が定義された物体の表面に,別に定義された模様を張り付けて画像を作成する。

テクスチャマッピング (Texture mapping) とは、3次元コンピュータグラフィックスで作成された3Dモデル表面に質感を与えるための手法 。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メタボール

メタボールMetaball)は、コンピュータグラフィックス用語で、n 次元の有機的なオブジェクトを表す言葉である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ラジオシティ

ラジオシティ (Radiosity) とは、3次元コンピュータグラフィックスのレンダリングにおける、グローバル・イルミネーションの計算法のひとつである。
一般に多用されているレイトレーシングのように、仮想のカメラから、そこに届く光線を求めていくという方向ではなく、光源の側から、光として発せられたエネルギーの行方を熱力学的に処理することで(エネルギー保存則)、複数の物体が光を乱反射させて、お互いを照らす効果などが計算できる。たとえば壁紙が赤いために部屋にあるものが赤く見えるといった効果がより現実的に再現できる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

レイトレーシング

レイ トレーシング(ray tracing, 光線追跡法)は、光線などを追跡することで、ある点において観測される像などをシミュレートする手法である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Zバッファ

すべてのピクセルについて,視線とすべての物体との交点を計算し,その中から視点に近い交点を選択することによって,陰面消去を行う。

Zバッファ (Z-buffer, Z-buffering) とは、3次元コンピュータグラフィックスにおいて、深度(奥行き)情報を用いて物体の描画処理を省略し高速化するための技術、およびその深度情報を格納するメモリ領域のことを指す。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シェーディング

反射・通過方向への視線追跡を行わず,与えられた空間中のデータから輝度を計算する。

シェーディング: shading)は、3次元コンピュータグラフィックスイラストレーションなどで明暗のコントラストで立体感を与える技法である。

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