問題
応用情報技術者平成25年春期 午前問46
ソフトウェアの使用性を評価する指標の目標設定の例として,適切なものはどれか。
- ソフトウェアに障害が発生してから1時間以内に,利用者が使用できること
- 利用者が使用したい機能の改善を,1週間以内に実装できるとと
- 利用者が使用したい機能を,100%提供できていること
- 利用者が,使用したいソフトウェアの使用方法を1時間以内に習得できること
答え
利用者が、使用したいソフトウェアの使用方法を1時間以内に習得できること
解説
ソフトウェアの品質特性は、ISO/IEC 9126 → ISO/IEC 25000:2005 により定められています。
品質特性について理解するためには、以下の150ページ以後にさらっと目を通すのが良いです。
つながる世界のソフトウェア品質ガイド
~あたらしい価値提供のための品質モデル活用のすすめ
8つの品質特性
特性 | 説明 |
機能適合性 functional suitability | 機能がステークホルダのニーズにどの程度うまく適合しているか。 |
性能効率性 performance efficiency | システムの実行性能が効率的か、効率的に資源を使っているか。 |
互換性 Compatibility | 他のシステムなどと適切につながるかどうか、共存できるかどうか。 |
使用性 Usability | 「利用時の品質」を支えるために、製品自体が技術的に見てどの程度使いやすいか。 |
信頼性 Reliability | システムが、期待通り動かないといった不具合から脱却できているのはどの程度(頻度、時間など)か。 |
セキュリテ ィ Security | システムが情報や機能に対するアクセス制御と、情報やデータとの保全とをどの程度行っているか。 |
保守性 Maintainability | システム保守、修正が容易か。 |
移植性 Portability | 異なる環境にシステムを移すことが、どの程度容易にできるか。 |