並列処理アーキテクチャー

問題

応用情報技術者 平成21年春期 午前問9

複数のデータに対して1個の命令で同一の操作を同時並列に行う方式で,マルチメディアデータなどを扱うCPUに採用されているものはどれか。

  • MIMD
  • MISD
  • SIMD
  • SISD

答え

SIMD

解説

Single DataMultiple Data
Single InstructionSISD
単一の命令で単一のデータを処理する最もシンプルな方式
SIMD
単一の命令で複数のデータを処理できる方式。
Multiple InstructionMISD
複数の命令で単一のデータを扱う方式。理論上は存在するが実装例はない。
MIMD
複数の命令で複数のデータを扱う方式で、複数のプロセッサを搭載した並列コンピュータ環境が該当する。

SISD

単一の命令で単一のデータを処理する最もシンプルな方式 。


SISD (Single Instruction stream, Single Data stream) とは、シングルプロセッサ(ユニプロセッサ)のコンピュータアーキテクチャで、単一の命令ストリームを実行し、一度に1つのデータだけを操作する方式である。いわゆるノイマン型アーキテクチャに対応する。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

SIMD

単一の命令で複数のデータを処理できる方式。


single instruction multiple data(シングルインストラクション マルチプルデータ、SIMD[1])とはフリンの分類のひとつで、命令列は1つだが、それを複数のデータ列に適用する、コンピュータ並列化の形態を指す。この手法にもとづく演算をパック演算(パックド演算)やベクトル演算という。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

MIMD

複数の命令で複数のデータを扱う方式で、複数のプロセッサを搭載した並列コンピュータ環境が該当する。


MIMD(Multiple Instruction stream, Multiple Data stream)とは、コンピューティングにおいて並列性を達成するのに使われる技法の一種。MIMD型のマシンは、独立して機能する複数のプロセッサを持つ。任意の時点で、異なるプロセッサは異なる命令を使って異なるデータを処理している。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』